すながに並ぶ兜には
今は機械を使うところが
多くなった中
へら絞りという技法
を用いるなど
職人の手で、丁寧に
つくられた兜が
並んでおります。
へら絞り技法とは
金属板を回転させながら
へらと呼ばれる棒を押し当て
少しずつ変形させる加工
方法で、成形が難しく
難易度の高い加工方法です。
へらに伝わる感覚で素材を
変形させるため熟練工の
職人にしかできない技法。
鍬形・くわがた
額の左右に並んだ
一対の角のような金属
の部分を鍬形(くわがた)
とよび
職人によって仕上げるため
それぞれに異なります。
錣・しころ
後頭部に垂れている部分。
三枚兜や五枚兜は
しころの部分で決まります。
この部分にも
素材は群馬シルク使用や
染など 職人のこだわりが
施されています。